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2023年11月29日水曜日
デザイン変更のお知らせ
TEAM GX2を買ってみた
ファーストインプレッション
ベンチマーク
分解
解析
2023年10月10日火曜日
プライム感謝祭セール ストレージウォッチリスト 2023
相変わらず記事を使いまわしてオススメのセール対象になりそうなストレージ製品をまとめておきました。
今年はコロナ需要明けのメモリ価格がついに底をつき、だんだん価格が上向きになってきています。買うなら今…かも?
この記事はAmazon プライム感謝祭の宣伝となっております。
2023年7月19日水曜日
自作pcの故障切り分け手順書
全部セルフサービス
自作PCは自分のコダワリで主体的に改良していくものです。とにかく千差万別なパーツを使う以上、自力で作った部分は責任もって自力で直すのが大鉄則。みんなも作ってみようとかほざいてる自作Youtuberと同じ構成なら、ソイツに聞く。そういうのが全然わからないなら、素直にG-gearでも買う。先輩に聞けば全部答えが返ってくるとか思ってんじゃねえぞ。
なにこれ!伸びててウケる
— 🍥SUSURU🍥 (@susuru_tv) May 26, 2020
サブチャンも気になる笑 https://t.co/eg11RNymsv
○すぞ~!
とはいえズブの素人が自作しているらしいことは知れたので、ここに故障例と原因究明の手順をテキストで提示しておく。もちろんすべてのケーブルを差しなおすのも忘れずに
CPU 故障例:メモリ速度が尋常じゃなく遅くなる、起動しない
GPU 画面出力の異常、信号が出ない、異臭
MB 電源が入らなくなる、異臭、UEFIがメチャメチャに化ける
PSU 突然の電源断、異音、異臭、電源が入らない
DRAM UEFI起動しない、memtestやOCCTでエラーが検出される
SSD OSブートしない、デバイス認識されないなど
冷却系 (クロックが低くなって)めちゃくちゃ重たくなる、ポンプが動いていない、ポンプをMAXにしても冷えなくなった
ソフト系 フリーズする、特定のソフトと併用できない、謎エラーが出る
あとはマザボについているLEDや7セグを参考にするのも良いだろう。ただし、たまに無関係な判定になることもある。それから基本的に爆発したり、発煙したパーツはもう動かしてはならない。早急に替えパーツを用意してから他のパーツの被害状況をチェックしよう。
切り分け方の原則としては、全リセットしたまっさらな状態からワンステップずつトラブルが起きたときの構成に近づけていく。できれば2のあたりでSSDもDRAMも一本ずつ増やしていくのが望ましい。
1. 電源を入れ、CMOSリセットして起動できるかチェックする
2. 起動が問題なければ、接続した機器がUEFIから見えているかチェック
3. 認識が問題なければセーフモードでWindowsを立ち上げる/memtestを立ち上げる
もちろん故障じゃなくて相性問題でトラブルが起きることもある。新しいパーツ、特にOCメモリなんかを買ってきて組み付ける場合も同じ手順を踏み、最後まで異常が発生しなければ普段の運用に組み込んでいいだろう。心配な時はパーツ交換保証などが役に立つ。
それから、ソフトウェアが原因でトラブルが発生している場合、なかなか原因が切り分けられないことがある。使い慣れた環境をすべて吹っ飛ばすのもイヤだろうから、いわばスペアタイヤがあると便利だ。
2.5 SATA SSDに最低限のドライバとソフトだけ突っ込んだ検証環境を作っておく。SATAケーブル,電源ケーブルを挿せばいい。M.2だとマザボにアクセスしたうえで、小さなネジやヒートシンク、GPUの取り外しを伴い面倒くさい。特に信頼性の高い大手のSSDを採用するのはマストだろう。いざという時にデータが飛んでいては意味がない。
もちろん最小構成というのはドライバーとWindows、OCCTくらいのことで、steamとかRGBソフトぶちこむとかは言語道断である。特にメーカー付属のRGBソフト、ファンコントローラソフトはお行儀悪いものが多い(個人体感)ので、日頃から基本的にUEFIから設定してやるよう心がけたほうがよい。
2023年2月28日火曜日
SM2264がようやく流通していたので買ってみた件
SM2264といえば、2020年の発表当時PHISON E18とSamsung 980 PROに続く7GB/s級のGen4 SSDコントローラとして注目されていた。しかし、採用製品がなかなか登場せず、また同時期に登場したInnogrit IG5236の性能が良好であったこともあり話題性は薄れていた。
そしてどうやら2021年の半導体不足にド派手に巻き込まれていたようで、発表から丸2年経った2022年秋からようやく2264コンを搭載するSSDがトランセンドとADATAから発売されていた。それが次の2シリーズである
・Transcend MTE250シリーズ
MTE250SとMTE250Hの2種類、ヒートシンクサイズ違いで両面実装である。
1TB/2TB
1 TB最大 Read 7,200/Write 6,200 MB/s 4kRead 530,000/ 4kWrite 420,000 IOPS 1480 TBW
2TB最大 7,100/6,500 MB/s 530,000/420,000 IOPS 2960TBW
すさまじいTBWの一方で4k randomが控えめに設定されているのが特徴的。この時点でなんとなくBiCS系統の雰囲気はする。
・ADATA LEGEND 960シリーズ
LEGEND 960とLEGEND 960 MAXの2種類、こちらもヒートシンクのサイズ違い、両面実装
1TB/2TB/4TB
1TB Read 7,400/Write 6,000MB/s 4kRead 730k/4kWrite 610kIOPS 780TBW
2TB 7,400/6,800MB/s 750k 630kIOPS 1,560TBW
4TB 7,400/6,800MB/s 700k 550kIOPS 3,120TBW
こちらはTBWが控えめで4k randomも高速だが、1000kには届かないので惜しい。実際にはカタログスペック以上の性能を発揮しているレビューがよく見られるため、カタログスペックは余裕を持たせているのではないだろうか。少なくとも初期ロットはB47Rらしくレビューを見る限りなかなかいい性能である。ADATAはよく部品をサイレント変更してくるのでその示唆ではないかとか酷い謂われようもされている。
最初は後者を手に入れる予定だったが、初価が高価だったこともあり前者のMTE250Sを入手した。
MTE250Sは、アルミと思わしき薄型のヒートシンク(シート)が採用されたモデルになっている。250HはPS5向けのヒートシンク一体モデルになっている。マザーボードのヒートシンクを使用するのであればこちらのほうが都合がよいだろう。
ドライブ本体にはTranscend自封片が両面に2個ずつ実装されており、「41-6440-D04DT」という型番だった。よくわからないので挨拶代わりにツールを使用して解析したところ、未対応のため盛大にバグりながら出力された。Bufferlessとなっているが、DDR4メモリらしきものが搭載されており、データシート上も合致するためこれは誤判定である。