なんとなく工房でセールだった256GBのSSDを買ってきたので、色々検証してみようと思います。
以前から怪しい感じのフラッシュを使って
イヤな感じがしているあのTeamブランドなので、収穫がありそうですね。
ファーストインプレッション
モデルはTeam GroupのGX2 256GBモデルで、型番はT253X2256G0C101。
以前はブリスターでしたが、環境配慮のためか箱とトレーになりました。正直ブリスターって開けづらいんでありがたいですね。筐体はプラスチックですが、シールが厚いのか少しずっしりとした質感があります。
手元のCFD CG4VXと見比べてみましたが、筐体構造が違ったのでphison系ではなさそうです。
ベンチマーク
とりあえず愛機に接続、ベンチを取ります。
マシンはRyzen 5800x3d,X570 Unify,DDR4-3200 64GB,RTX 2060て感じです。
CrystalDiskMark 1GB デフォルト
おお、X570でもシーケンシャルが意外と速いです。
ランダムアクセスは遅めでレイテンシも結構あるので、DRAMはないでしょう。いまどきDRAMレスばっかだし。。。
分解
シーケンシャルは高性能でしたが、どんなコントローラやフラッシュを採用しているでしょうか。ばらしてみます。
なお、筐体はプラはめ込み構造のようで、手でグリグリしたところ簡単にツメが外れました。
白片と思わしき謎フラッシュメモリにYeestorコンでした。なんか保証シールズレてるし適当っすね。
Goldenfir以来二度目の登場ですが、新興の中華コントローラです。Team Groupも部品仕様をコロコロとサイレント変更するようですね。
クソッタレ。中華製品だとはんだをケチってフラッシュが1個しか載ってないことも多いのですが、ちゃんと2個実装されているのでスピードが出ているあたりは評価できます。ただ、Yeestorは中国のサイトでも故障しやすいとか酷評されており、フラッシュも相まって信頼性はだいぶ怪しいですが…
解析
謎のフラッシュメモリがどこのダイを採用しているのか確認してみましょう。
Hynix 176layer TLCでした。前述の中華SSD GoldenfirもHynixダイを使用していたので、ちょうど兄弟分という感じでしょうか。
比較的新しいコンポーネントなんでランダムアクセスがもうちょい速くてもいいんですが、コントローラ側の制約もあり性能が活きていません。最近のSATA SSDはDRAMレスばっかりでもうオワコンである、安かろう悪かろう一直線という認識を一層確固たるものとさせるそんな一台でした。