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2018年6月14日木曜日

スイッチでフォートナイト!

今回のテーマは話題の「フォートナイト」です。
実は管理人もフォートナイトにドはまりしていまして、家で暇さえあればパソコンを開いて遊んでいる(ビクトリーが取れるとは言っていない)くらいです。そんな中、13日深夜に行われた任天堂の発表で、「スイッチ版 フォートナイト」が発表、さっそく朝から配信が開始されました。

そこで早速ですがプレイしてみて感じた他機種との違い、感想を挙げていこうと思います。
まずは総評です。
ずばり…

残念な部分もあるけど十分楽しい!

具体的に見ていきましょう~
まず、良いところ!
iOS版よりは全般的に操作しやすい!
 やっぱりいくら最適化されていても複雑な操作にボタンは必須です。素早いクラフトと先制攻撃はボタンがあってこそ。操作系は他のゲーム機向けとほぼ同じみたいです。
クロスプラットフォーム対応で他機種の友達とも!
 iOS、XBOXOne、PCのプレイヤーとスクワッドを組んで協力できます。PS4はソニーが嫌がっているのか、スイッチやXBOXとは組ませてくれないようです。
リプレイ録画対応
 スクショボタン長押しの録画機能に対応しています。敵との手に汗握る撃ち合いを(直前30秒だけですが)残せますね。Twitterとかで自慢も出来ちゃいます。
高画質
 グラフィックも思ったより悪くありません。影やテクスチャ品位もまぁまぁ頑張っています。一方でデメリットも(詳しくは後述)
どこでも手軽に!
iOS版で遊ぶ手もありますが、スマホは連絡手段でもありますからやはりゲーム機の出番でしょう。外出先でも、友達とでもすぐに取り出して遊べます。

悪いところ
テーブルモードとの相性が悪い
 いかんせんスイッチは本体液晶の解像度・画面がともに小さいので、視覚で遠くの敵を察知することが難しいです。豆粒どころか砂粒レベルです。
フレームレートが低い、重い


映像ではややわかりにくいかもしれませんが、銃撃戦のど真ん中にいたり、クラフトをするとフレームレートが30を切ります。さらに言うと全体的に反応がラグく、当たり判定も甘いです。無茶移植なので仕方ないですが、かなり残念です。
なぜか「影」がオンになっている
 クラフトをすると重たくなるレベルなのですが、なぜか一般論として負荷が高いとされる「影」がオンになっています。画質は高まりますが、物影にいる敵を見つけにくくなる弊害もあるので自分で調節出来たら最高でした。
仲間の座標表示が少ない
 これの影響が出るのは50vs50など大人数バトルだけではありますが、自分及びスクワッドのメンバーの近くの味方しかマップに見えません。
 これでは前線がどこら辺にあるのかわからず、敵の大群と鉢合わせしてしまいます。
PC版
スイッチ版
マウスが恋しくなる(個人の感想)
 やはり正確なエイミングにはマウスは必須だと痛感させられました。さっと後ろを振り向いたり、逆にじっくり狙うのにはJoy-conだともどかしくなってしまいます。

その他違い
エモートの曲が一部減っている
SEの音質が全体的に悪い
テクスチャもちょっと粗い
 これらはスイッチ向けに容量を2GBまで圧縮した結果でしょう。(PC版は20GB、PS4版は9GB)逆にいえばこれらを犠牲にしただけで2GBに収まるのはすごいです。

いかがでしょうか。
本格的に遊ぶには残念なところはありますが、サクッと遊ぶには十分な感じかなと私は思います。皆様もぜひ快適なフォートナイトライフを!

2018年6月4日月曜日

格安SSDに粗悪品?

この記事の続きはこちら

お久しぶりです。

ここ数日、Twitterを中心に粗悪なSSDの話が熱を帯びております。

確かSSDの概要に関しては当ブログでもクソみたいな記事で扱ったことがある気がしますが、今回は置いておいて…騒動の簡易なまとめ記事とさせていただきます。(間違っている内容がございましたらご助言お願いいたします。)

なお、注釈といたしましては「サブパソコン用」や「動画キャッシュ用」など比較的「信頼性が低くても構わない用途」である場合はある程度気にされなくてもいい…かもしれません。

騒がれている内容

低品質すぎるフラッシュメモリーを採用したSSDが市場に出回っている。しかも日本に輸入されているかもしれない。

これが本当だったら何がいけないのか

1 低品質すぎて売っていいのかモラルが問われるレベル。(故障する可能性が高い)
2 「大手ブランド採用!」と触れ込んでいた場合、商標権侵害、虚偽表示の可能性がある。(例えてみれば、セイコーのサブブランドである「ALBA」や「WIRED」を何者かが「SEIKO」ロゴを勝手につけて販売しているようなもの)
3 そしてこれらが本当であれば、低品質な海賊版製品が日本で堂々と売られていたことになる
4 ほぼほぼあり得ませんが、本当に本当に最悪の場合、かつてDVD-Rであったような市場全体の品質の低下を引き起こす可能性もある。

顛末

Twitterの @pana_junk_pc 様のツイートに紹介されていますように、C社のSSD、SL500に搭載されているチップがどうやらおかしい。店頭ではCPUでもお馴染みの大手半導体メーカーであるI社のフラッシュメモリーを採用と書いてあったのですが…
純正に比べて刻印がちょっと歪んでいる、全体的に刻印が薄く汚い、シリアルナンバーが中国の有志に偽装品だと名指しされているものだったようです。これが事実であれば「I社が公式で販売している製品(分かりやすく言えばA級品)ではない可能性がかなり高い」ことになります。当然ですが、海賊版となれば勝手に何者かが刻印を彫ったわけですのでその時点で商標侵害となります。品質もまったくもって保証されていません

もっと詳しく

@pana_junk_pc 様も仰っていますが、どうもこのC社(C社の下請けの可能性もあり)、過去にはあろうことかSL300 SSDの60GBモデルにはGalaxyS6にしか使われていないはずのフラッシュメモリが搭載されたり、128GBモデルには明らかに中古感があるフラッシュが使用されていたり(1)とかなりスゴイことをやっていたらしいです。こんな中古のフラッシュなんかを使っているようではあっという間にガタが来てしまいます。

また、こちらのサイト(2)にありますようにこういった中古とは別に、新品のフラッシュは中国のその筋の方では
メーカー純正品・・・原片
メーカー直々ではなく、専門の会社がパッケージングしたもの・・・白片
メーカーから出たごみで作った論外・・・黑片
と区別して呼ばれるそうです。
原片にはメーカー公式の刻印が施されますが、メーカー基準の品質を満たす保証のないそれ以外のフラッシュチップには施されません刻印は純正品質の証でもあります。何者かが勝手に刻印を施していなければ…ですが。
白片は原片に比べ品質は劣ることもあるものの、基本的には品質検査されておりそこまでの心配は不要なようです。(ただし、白片もメーカーロゴが勝手に刻印されたり検査落ちマークを消されるなどしたものが出回っているようです。)
一方で黑片はメーカーが加工する前に捨てたゴミを、業者がこっそり回収して無理やり製品化させちったものなのであからさまにごみ品質です。少し前まではめちゃくちゃ安いmp3プレイヤーやUSBメモリに使用される程度だったそうです。(いや使うなよ)それが最近ではSSDにぶち込まれちゃっているらしい…です。
他にも、某社は公式で選別落ちのメモリをランク付けして売っており、下から数えたほうが早いグレードの商品が組み込まれて流通していることもあるようです。

ちなみに私も先日格安SSDを1台購入してバラしました。
61822 NW617とはありますが…
SM2246EN搭載の汎用基板なSSDです。パッと見じゃ純正かわからないのが困りますが、手持ちのCrucial mSATA SSDに比べるとMicronロゴが歪んでいる気がします。怪しいです。本物か、せめてA-グレードであることを願いたいばかりです。

また、これら疑惑の製品はいずれも3DNANDを搭載しており、そのNANDメモリ自身も使い込まれた中古品が出回る…には少し早いと(個人の勝手な憶測ですが)思っています。もしかしたらですが、これらが偽物だった場合は白片、あるいは黑片メモリの可能性が高いでしょう。

私達はどうすべきか

現状、代理店からは早速「これらのメモリは純正で間違いない」という声明が発表されています。異様に早いのが疑問ですが、できることなら事実であることを願いたいものです。
同様の事例は過去にDRAMなどでもありました(あちらはバッドエンドでした)が、疑問が払拭されるそれまでの間、信頼性を要する用途には出来れば東芝、SanDisk、Crucial、Intel、Samsungといったメーカーの純正品を、もし安物を買うにしても老舗の有名なメーカー(TranscendやADATAなど)の製品を選ぶようにしましょう。
安いものにはワケがあります。値段に見合った使用目的をしましょう。

2018/06/05 やや過激な表現を修正、内容の見直しを行いました。
2018/06/07 一部内容を追記
8/10 白片の記述に誤りがあったため修正
8/13 ちょっと例を追記
8/20 ADATAが怪しい(ニセモノがある?)との報告につき念の為修正