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2024年4月7日日曜日

没ネタ供養 純正メモリ?を使った馬の骨SSD


本記事は2021年4月に書いた没記事をリファインしたものです

特に搭載されている部品に関して、最新のロットでは参考にならない可能性が高いですので、その点ご了承ください。

某中堅メーカーのNVMe SSDを購入した

パッケージ画像

スペックとしては、読み込み1.8GB/s,書き込み1.5GB/sと当時のミッドローレンジにあたり、1TBで10000円程度と安い部類だった。

当然ながらデータエラーは無し

このメーカーおなじみの、コンポーネント隠し用"保温"シールを剥がしてパーツチェックすることにする。せめて金属製であれば放熱効果が期待できるが、思い切り紙素材なのであえてこう呼称した。このように部品仕様を非公開にして変えられるようにする、後期ロットでこっそり遅いチップに変えるなんてのは、いくら安くしたいからとはいえトラブルの原因になるので本当にやめてほしい。基本的に大手は型番変更で告知してくれるようだが、それ以外の会社はサイレントでいろいろ差し替えて(そして馬の骨フラッシュをぶちこんで)くるので困る。

なんとキオクシア純正フラッシュ(まだ刻印が東芝)

コントローラはSM2263XT

さてこちらのMP33は、キオクシア製フラッシュにコントローラは中華でよく採用されていたSM2263XTと、当時の廉価SSDとしてはやや珍しい組み合わせであった。1800/4=450なので、533MT/s出るBiCS3や4あたりでも十分使えるスペックではあるので不思議ではない。
慎重にシールを剥がしたあとでしばらく考えたが、コンポーネント非公開なトコのSSDを後生大事に使う予定はないのでもう裸になってもらう。

裸だったら何が悪い

格安系にしては珍しく、馬の骨でないキオクシア純正フラッシュが搭載されているのは壮観である。しかし、よくよく見てみるとまず、一番コントローラ側にあるフラッシュには謎の汚れがついており、卓上調味料をすべて倒してしまった。このような工業製品には不釣り合いな、油性ペンのような黄色のインクが付着しており、手作業でリワークされたもの、リサイクルメモリなどを想起してあまり気分的にいいものではない。ちゃんとそこそこのブランドのものを"新品"で購入しているのでなおさらである。

謎の汚れ

さらに細かく見てみると、各チップの型番は同一でもロット?生産週?表記がバラバラであることがわかる。

基板反対端のチップはXJ6549~19239AEだが

こちらはAT1088~19299AEである

純正はロットも揃っている

通常はこうした実装部品は、メーカーからロット単位で数万個などまとめて買いつけるためロット単位で大量に納入される。違うロットが混ざるほうが不自然だ。
さらにDRAM,フラッシュメモリ問わずメモリというのは案外アナログな製品であり、週ごとにメーカー品質基準をギリギリクリアできるロット、余裕でクリアできるロットなど品質のばらつきは我々が想像する以上だという。RAMを買うときは同じロット、せめてメーカーくらいは揃えろと言われるのはそのせいである。

なので、このように明らかにロットが違うフラッシュメモリが混載されている例なんてのは中華以外では見たことがない。リサイクルメモリやリワークでもない限りはあり得ないはずなのだが……

使用しているコンポーネントが言えないメーカー、今まで素性のしっかりしたチップ使ったことがないメーカー、品質管理がないメーカー。俺、ガチで危機感持った方が良いと思う。

2024年3月14日木曜日

Motorola edge 40の急速充電仕様を調べてみる

ヨドバシの福袋にあたった

去年はちょくちょくヨドバシで買い物してたせいか知りませんが、ヨドバシ Motorola edgeの夢を冗談半分で申し込んだところ当選。

ワクワクしながら届いた箱を開けると、中身はedge 40と変なモバイルバッテリーでした。



バッテリーはコンセント付きのタイプ、AnkerのPowerCore Fusionモドキ
USB-Cですが5V3Aのみで容量も小さく、在庫処分かな。

Motorola edge40にはUSB-Cの純正充電器と太めの純正ケーブルが付属し、これを組み合わせるとMax68W充電できるんだそうで。じゃあ、USB-PD周りのお行儀と実測値を見ていきましょう。

計測は安いTC66Cなんで、多少の誤差がもしかしたらあるかも


測定条件は次の通り

・端末 Motorola edge 40 イクリプスブラック

・バッテリー残量 50%未満

・Android 13 セキュリティパッチ11月1日

・室温 ~20℃


ケーブル類(アフィリエイトを含みます)

・AtoCケーブル オウルテック シリコンケーブル 

・CtoC 3Aケーブル Amazonベーシック CtoCケーブル

・CtoC 5Aケーブル nimaso 100Wケーブル


10WのUSB-A充電器 10W

Qualcomm QC 2.0 18W充電器(USB-A) 10W 

Qualcomm QC 3.0 18W充電器(USB-A) 10W

Moto Z2 Playの純正充電器(USB-A) 10W

Maxellのモバイルバッテリー 18W急速充電ポート(USB-A) 15W

AUKEY 15WのUSB-C BC充電器 15W

多摩電子 20W PD充電器(USB-C) 15W

AUKEY 65W PD充電器(USB-C) 15W

Anker 30W PD PPS充電器(USB-C) 29W

Anker 45W PD PPS充電器+付属ケーブル (USB-C) 44W

Motorola 68W 純正充電器+付属ケーブル (USB-C) 56W


総括としては、急速充電対応していないUSB-Aからは10W、USB-Cからはとりあえず15Wを引く感じです。USB-Cの規格上、USB規格で定められている方式以外での急速充電をする行為は禁止されているので、USB-Aで7.5W以上引っ張っている時点でお行儀がよくないです。実際にGoogle PixelやiPhone15は7.5Wで充電されます。

急速充電としてはPD-PPSとMotorola独自とUSB-Aの何かに対応(QCではない、MediaTek系の急速充電?)している様子。

純正充電器の電圧表記

純正充電器はPixel8 ProやMacbookに接続すると、PPS対応の65W充電器として動作しました。純正充電器の表記を見た感じ、独自充電はPPSの独自拡張なのかも。edge40と純正充電器を市販の5Aケーブルでつないだところ、電力は45W程度になったので何かしらで純正ケーブルを判定している様子。45Wでも十分速いけどね!?

Mediatekなので当たり前ながらQualcomm QCには非対応。PD-PPSだけじゃなくてノーマルPD 30Wくらいに対応してくれてもよかったんじゃないの感があるのが惜しいかな。

結論:Mediatekの独自規格が普及していないだけで普通にお行儀は良くない

2023年11月29日水曜日

デザイン変更のお知らせ

ブログデザイン変更に関して

bloggerのアップデートに伴い、正式サポートされたwebpのサポート、遅延読み込みを有効にしました。これによりクッソ重たかったページがやや快適になります。
また、ページ全体をオレンジ色主体のデザインで運用しておりましたが、なんとなくトロそうに見えるのと闘魂込めたりけつなあな確定するつもりはないため、変更しました。
ページレイアウトに関してもいい感じに調整する予定です。