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2019年12月26日木曜日

【AliExpress】勝手に中華SSDガチャ祭りをやってみた【独身の日】

突然ですが皆様、11月11日といったらなんの日でしょう?
そラ、光棍节ラと中华人民共和國独身ゐ日てずれ贵樣!购买(しなさい)!
怪しい日本語ジェネレーターを使用しました

で、そもそも「独身の日」とは何かといいますと、中国の風習で独身同士集まったり、贈り物を贈りあったりとどんちゃん騒ぎをする日のことでして、Alibabaなどの中国の通販やらはそれに合わせ特価セールを開催するのです。

そんな独身の日に合わせて、今回は中国本土からお取り寄せドキドキ中華SSDガチャをやってみました!
早速ですが選手入場です!

エントリーナンバー1

WEIJINTO NVMe SSD 512GB
WEIJINTOなんてブランドを聞いたことがなかったこと、商品イメージ画像がSpecTekのS8クラスだったこと、パッケージがバルクであることと明らかにヤバさを醸し出していたこちらをチョイス。果たしてどれほどヤバいのか?
ちなみに1個5113円とまぁ中華プライス。

エントリーナンバー2

WEIJINTO mSATA SSD 480/240GB
正直言って2.5インチバラすの面倒くさかったのでmSATAです。ってまた同じブランドやないかーい!240が2611円、480が4532円とそんなに安くはない。
AliExpressのレビュー欄には、ロシア人兄貴の「高品質!ちゃんと動いてるぜ!」というコメントとともに、スマホ用のeMMCと思わしき正方形のメモリが実装されている画像がちらほら。うん、ヤバそう。

では早速チップを拝見
まずはNVMeのほうから。
29F01T2ANCTH2 CC+ 1921
う~ん面白くないですね。型番からするに、Intel系の黑片でしょうか?偽Intelロゴがあるわけでも、明らかなリマーク跡があるわけでもないのでいたって普通です。S.M.A.R.T.が読めなかったのでちょっと不良ブロックも分かりませんでした…

お次にmSATA
左が240,他は480 480GBは1チップ

SpecTek 63VP PFH27 -37AF 1908

SanDisk 05137/05549
480GBモデルは安定のSpecTekでしたが、「PFH27」をSpecTekのサイトで調べると「SLC 128GB」として出荷されている模様。つまりはやや強引にTLCの512GBのチップとしてふるまわせているのかも。コントローラはSM2259XT。
240GBモデルはSanDiskということになっていますが、マレーシア産でこの型番は見たことがない。あと「05549」はググっても出ますが「05137」は出てきません。似たような型番で「05138」であれば出てきますが、それは3D 64層のチップになっています。コントローラがSM2258XTなので、15nm世代のTLC NANDなのはほぼ間違いなさそうですが、果たして15nm TLCと3D 64層(?)をごちゃまぜにして動くのか…?そもそもホンモノなのか…???謎が多いです。


おまけ

KingDian S370 256GB。
中華にしてはお値段が高く、普通に日本国内で特価品のBX500でも買った方が安いです。
SM2258AB 搭載でDRAMも載ってた
 搭載されていたチップは"VS29F02TEME1"というもの。ググると、やたらKingDianにこれが搭載されているという口コミが目立つ。中身はサムスン 3DNANDらしいとも出るが果たして。
Hynix…え?
しかし、自分のものではHynix 16nm TLCという結果に。
従来からKingDian自体、はやりの2259XTではなくSM2258ABにDRAMつきSSDという設計を踏襲しており、またチップの型番自体もサムスンの黑片の時と同じであることから、チップの供給側がこっそり仕様変更したのかもしれない。いずれにせよ、アンダーグラウンドな中華製品のアバウトさには驚かされるものとなりました。