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2020年3月17日火曜日

【実機レビュー】衝撃のスマートフォン TCL PLEX【29800円】

春といえば何の時期でしょうか。
そう、スマホの買い替えの時期ですね!(は?)

今回は乞食で有名なau payで購入できました、「TCL PLEX」をレビューしていこうと思います!

TCLって何ぞ

まず、個人的には意外だったんですが、TCLと言われてピンとくる人はあんま多くないらしいですね。TCLは中国の大手液晶テレビメーカーです。安くても割と画質のいいテレビを多数製造していて、日本でもちょくちょく売っています。ほかにも「BlackBerry(ただしAndroidバージョン)」や「Alcatel」といったブランドスマホの製造を手掛けているなど、著名ではないですがそれなりにスマホでの実績もある会社だったりします。

開封

外箱

開封したところ…あれれ

フィルムで包まれていました

ホワイトは在庫切れだったのでブラックに



充電器、A to Cケーブル、SIMピン、簡易的なケースが付属しています
このうち充電器はQualcomm QuickCharge3.0対応になっており、Qualcomm社のチップセットを搭載したAndroid端末のみ急速充電が可能です。

TCL PLEXはどこがすごいの?

ぶっちゃけほぼ全部です。PLEXは、29800円とSIMフリースマホの中でもかなり割安な部類に属しているのですが、このPLEXの仕上がりは到底このお値段で買えるとは思えない超豪華仕様なのです。もちろん、某中華スマホにはなかったりする技適もちゃんとありますし、「カタログスペック詐欺」なんてものはほとんどないです。

1. 液晶がデカくてキレイ

6.53インチ、アスペクト比19.5:9の縦長なフルHD+液晶を搭載していますが、これがなんとHDR対応の液晶なので、普通の液晶スマートフォンより鮮やか、かつ繊細な描写ができます。設定からNXTVISION設定を選択、通常のSDRコンテンツをHDR化する設定をオンにすると、液晶なのに美しい黒とカラフルな発色が体験できます。YouTubeのHDR動画に限らず、ニコニコのSDRなクソ動画でも無駄に高画質に楽しめちゃいます。
ちょっと惜しいのが、どうもNettfixやAmazon PrimeなどではHDやHDRでの再生ができないらしいところです。著作権保護機能が高度でないらしく、低画質での再生になるそうです。あとはスピーカーがモノラルスピーカーで、音質もそこまでよくはないところでしょうか。イヤホンジャックがあるのでまぁまぁよさげなイヤホンと組み合わせてやるとなかなか良いです。
ちなみにインカメラはパンチホール式

2. アウトカメラがトリプル

最近の流行である、マルチカメラもしっかり押さえています。PLEXはノーマルカメラ、超広角カメラ、低光量ビデオ撮影用カメラのトリプルカメラ仕様です。内訳はノーマルカメラは48M、超広角は16M、低光量は2M(ただし一つの画素センサーがメインカメラの3.6倍大きい)の画素数になっています。これにより、明るい昼間のみならず夜間でも写真と動画をばっちり撮影できます。
トリプルカメラを同時にプレビューしたものがこちら。

超広角レンズが少し引いた画角になっていることが分かると思います。あとなぜか、低光量カメラは赤みが強いです。実際、夜の街を低光量カメラでビデオ撮影すると、メインカメラでは撮影しきれない部分までしっかり写っているのですが、暖色気味の映りになります。値段的にもやや酷ですが、ここはチューニングで修正してほしいですね。
超広角はググっとなって面白いですね。
動画は広角カメラで4k解像度まで、その他のカメラはフルHDまで、いずれも30fps固定ですがスローモーション撮影は可能です。(ここ訳わかんねぇ)
手振れ補正は電子式なので、オフの方が画質そのものはよくなります。

3. 容量がでかい

3万円のスマホには異例の、6GBのRAMと128GBのROM(しかもUFS)を搭載しています!写真や動画をたくさん撮っても、容量が重いゲームで遊んでもまったく問題ないスペックで、ロードも短いです。しかもmicroSDも使用可能なので、まず容量がいっぱいになることはなかなかないんじゃないかと思います。(私のGalaxyもRAM 6GBでROM 128GBなんで一緒なんすよね…すごい時代だ)

4. SoCもミッドハイ

PLEXは米Qualcomm社のミッドハイSoC、Snapdragon675を搭載しています。普通このクラスのスマホはもう少し性能が低いSoCを使うことが多いのですが、このスマホならクラクラやモンストはもちろん、PUBGmobileやフォートナイトもギリギリ遊べます。とはいえ、性能としては一昔前のハイエンドレベルなのでフォートナイトの画質設定は最低しか選べず、エイムもカクカクします。
なんとかビクロイ!

5. バッテリーもたっぷり

こちらも昨今のトレンド、大容量バッテリーをしっかり押さえています。3820mAhものバッテリーを搭載しているので、実際にポケモンGOやIngressなどをプレイしても電池持ちがいいです。その一方で、物理演算を使ったパズルゲームや、バトルロイヤル系といったCPUに負荷がかかるようなゲームを遊ぶと割と電池を食う印象がありました。
もし、あなたがちょっとした動画視聴やポケモンGO程度しかしないのであれば、性能とトレードにバッテリーがもっと大きいOPPO A5 2020を買った方が良いかもしれません。

6. USB-C

安いスマホだと未だmicroUSBを採用している機種もちらほらあるのですが、PLEXはちゃんと裏表のないコネクタである次世代規格のUSB-Cを搭載しています。GalaxyやXperia、iPadProやMacBookにもついてるですね。Lightning廃止して♡

しかし、USB-Cにも関わらず急速充電はQuickCharge3.0のみ(自前で計測したところ約18W)となっています。MotoZ2 PlayはUSB-C 3A充電とQC3.0、PDにも対応していたので、時代的にもUSB-PDに対応してほしかったところですね。

こんなところでしょうか。
このスマホ自体、画面はめっちゃデカくて厚みもあるんですが、背面が丸いので想像よりはるかに持ちやすいというのもあったりします。おかげでよく机の上から滑り落ちるんですけどね(#^ω^)デレステやらミリシタ、バンドリとかには向いてないと思います。
性能的にも、OPPO A5となかなかいい勝負をしている良コスパスマホだと思いますので、スマホの調子が悪い方や、安くてそれなりのスマホを探している方はぜひチェックされてみてはいかがでしょうか。