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2020年11月15日日曜日

偽物micro SDにご用心

SNSでたまに、偽物のmicroSDをつかまされた話を見かけるようになってきました。
そこで、偽物のmicroSDとホンモノの見極め方をおさらいしましょう。


偽物を買うと何が問題?

・正常に動作しない
よくある容量偽装では、16GBなどのメモリーカードを512GBなどに細工して見せかける手法をとっています。非常に巧妙なので、一見正常にデータが書き込まれているようでも内部ではデータが捨てられており、本来の容量を過ぎたあたりからデータを読み込もうとするとエラーになりますカードを挿した機器の故障につながりますので、途中まで使えても、絶対に使用しないでください。

・品質もひどい
こうした偽装品では、原価を少しでも抑えるために一番市場で安いものを使っています。だから、転送に時間がかかったり、まともにビデオ録画できなかったりと目も当てられないほど性能が低く、そして壊れやすいです。

買うときには要チェック!
1.メルカリなどフリマサイトでは特に注意
自分もちょくちょくメルカリやらラクマは使っていますが、結構こうしたフリマサイトであからさまに怪しい製品が売られているのを見かけます。なぜなら、原価がめちゃくちゃ安いうえに、アカウントがBANされても簡単に再登録できてしまうからですね。特に、「ノークレームノーリターン」と言っていた場合は詐欺と売り逃げを疑っていいと思います。


2.激安品には注意
2022年5月現在、アキバでの相場ですら256GBで3000円、512GBで6000円、1TBに至っては17000円以上するのが普通です。これを大幅に下回る価格で販売されているなんて代物は、ふつうは偽物か盗品くらいでしょう。


3.メーカーHPに存在するか確認
フリマサイトやらをみていてよく見かけるのが、「HUAWEI製」を騙る超大容量のmicroSDです。これは99%偽物とみて間違いないです。なぜなら、そんなものはHUAWEIの公式ページにも載っていないからです。また、HUAWEIはオリジナル規格のメモリーカードを開発しているので、microSDを作っているわけもありません。このほかにも、パッケージに記載されている型番が、メーカーのページに書いてある型番と違っているなどのパターンがあります。

4.見た目もチェック
こうした偽造品はよく「明らかに画像を合成した跡がある」「一流メーカーにしてはダサすぎる」といった、割かししょうもない「うさんくささ」もポイントになってきます。
例えばこちら、先ほど紹介した自称HUAWEI製メモリーカードですが、「1TB」と「Pro」の色とフォントの雰囲気が違うのがわかるでしょうか。
そうです、元はサムスンのmicroSDの画像から作ったコラージュですから、フォントやデザインがめちゃくちゃにダサくなるのです。

では、どこで買うべきか

もちろん、Amazonでは「出荷元 Amazon.co.jp」「販売元 Amazon.co.jp」と両方ともなっているものを買うのが一番確実でしょう。ほかにも、ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店の通販を使う、楽天市場だったら「あきばお~」さん、「サンワダイレクト」さん、「秋葉Direct」さん、「風見鶏」さんが特に安心して購入できます。特に、「風見鶏」さんは非常に古くからネット通販でメモリーカードを販売されていたパイオニアですし、「秋葉Direct」さんは秋葉原に店舗を構える浜田電機さんのネット通販なので、信頼感は段違いです。あきばお~は返品対応が雑って聞いた。

なお、これらのショップでは「並行輸入品」を扱っていることがあります。並行輸入品は、メーカーの本物ですが外国向けで売られていた商品を輸入している商品となるため、故障しても日本国内のサポートを受けられない場合がほとんどです。特に保証期間が長い製品は、できたら国内向け製品を購入したほうがいいかもしれません。(日本国内向け製品には、日本人サポートスタッフの代金、ウン年保証の代金などが含まれると考えておきましょう。)